金融機関のあり方が変わる?
フィンテックのメリット
フィンテックが発展していくことによるメリットは金融機関を介さないことによるスピードと、人の手がかからないことによる手数料などの安さ、手間がかからない便利さといったことがあります。これによって今後我々の生活がどう変化していくのかを、予測してみましょう。
フィンテックによって起こる主な生活の変化
1.現金を持たなくなる
LINE PAYなどに代表される送金システムが発達することで、個人が現金を持たない生活がやってくるかもしれません。小銭などを持たなくても良いのはかなり楽ではないでしょうか。現在、スウェーデンではキャッシュレスの動きが活発ですし、インドでも高額紙幣の廃止を機に電子決済が日の目を見ることになりました。遠くない将来に、起こる可能性は高いのではないでしょうか。
2.外貨への両替が不要になる
また、キャッシュレスによって起こるメリットは手間がかからないだけではありません。海外旅行に頻繁にいく方にとっては嬉しいのが、仮想通貨の浸透によって外貨という概念が無くなる可能性があります。それにより両替の手間や手数料などがかからなくなり、より快適に海外旅行を楽しむことができるでしょう。
3.起業家が増える
フィンテックの分野の一つにソーシャルレンディングというものがあります。これは資金調達の一つの手段で、これまで銀行などから融資を受けて起業するのが主体でしたが、個人を始め資金調達の方法にも変化が生じ、起業する人の増加に拍車がかかることが予想されます。
4.働き方に変化が生まれる
個人間での決済の発達により、モノのシェアや個人のスキルを売ることがより簡単になります。これにより従来の企業に雇用される働き方だけでなく、多様な働き方・稼ぎ方が生まれてくることが予想されます。
5.無くなる職業
フィンテックの影響は必ずしも良いことばかりではないとも言えます。金融機関の存在意義が薄れることから、統合などによる銀行の減少などが予想されます。また、数字を管理する仕事はAIの方が速度や正確性に分があることから、公認会計士や資産形成のアドバイスをするファイナンシャルプランナーといった職種は無くなっていく可能性があります。